連帯責任バトンBLOG

オリジナルバンド 【連帯責任】のメンバーによる

日記

こんばんは。連帯責任。ギターしょうです。

ブログを書くことになったのだけれど、何を書こうか・・・。迷ってるうちに「ブログってそもそも何?」というゲシュタルト崩壊に陥る。

ググッてみると、「日記などを時系列で公開できるウェブサイトの一種」とのこと。

 

というわけで今日は日記を書きます。

今週は誕生日があったのでその日のことを。
文章には人となりが出ると思うので、自己紹介代わりくらいにはなるかも。


 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 
32歳を迎えた朝。僕は午前8時に目を覚ました。
朦朧としながら、けたたましく鳴る携帯のアラームを止める。
起き上がると、首と肩が痛い。最近は目覚めの度にどこか痛い気がする。
新型コロナウイルスの影響で時差出勤。時間には余裕があるので、グダグダと出掛ける準備する。業種柄、テレワークはできない。

 

家を出て、電車に乗り込む。
座れる程度には空いている。
それでも都心に近づくにつれ、ある程度は混んでくる。
緊急事態宣言が解けたら、また満員電車に戻るのだろうか。
人類がロケットで宇宙有人飛行に成功してから、半世紀以上も経つのに、僕は満員電車でしか職場に辿り着けない。
 
新型コロナ対策で電車の窓は常に少し開いている。河川敷を通る時は爽やかだけど、地下鉄に入ると生臭い空気が入り込む。この臭いで職場が近づいてきたことが分かる。

 

職場の最寄駅。改札を抜け外に出る。
公園を通ってオフィスに向かう。
鳩がベンチの下で何かを啄んでいる。
ちなみに、この公園で弁当を食べると10匹くらいの鳩に囲まれることになる。そこそこ怖い。

 

日中は比較的穏やかに仕事を終え、家路に着く。
電車に揺られながら、携帯電話を取り出すと
LINEに通知がある。
 


「誕生日おめでとう」

 

(そっか。今日は誕生日だったか。)


 
「ありがとう」と返信をする。
それだけだと無愛想な気がしたので、カエルのスタンプを添えて。
鳥獣戯画風のスタンプ。お気に入り。

 

コンビニに寄り、普段は飲まない酒を買った。
レジの店員と僕の間は感染予防のため、透明のビニールシートで区切られている。
もう見慣れてしまったけど、改めて考えるとディストピアな光景だ。
 
アパートの前に黒猫がいる。今どき珍しく鈴の付いた首輪をしている猫。
なるべくそっと近づき、しゃがんで手を伸ばす。
あっという間に逃げられてしまった。
首輪の鈴の音が小さく鳴る。

 

無事帰宅。

部屋着に着替え、風呂の自動湯はりのスイッチを押す。
沸き上がるまでソファーに腰掛け、携帯を眺める。

 

(32歳って大人だよな。)


(大丈夫かな、こんなんで。)

 

ギターを手に取り、レッチリのSNOWのリフをちょっと弾いてみる。ジョンのギターの音色とは程遠い、不細工な音が鳴る。
 

「お風呂が沸きました」
アナウンスが浴室に響く。
 
ギターを置く。
両手伸ばし、身体を仰け反り、深呼吸する。
 
(今日は少し早めに寝よう。)
(明日は少し早めに起きよう。)
(今年は少しはマシな大人になろう。)

 

なんてことを考えながら、
換気をしようと窓を開ける。
すると、外から盛りのついた猫の鳴き声。
喧嘩しているみたいだ。

 

「うみ゛ゃぁあぁ」
「ぎに゛ゃあぁぁ」

 

1分弱、閑静な住宅街に猫の攻防が響き渡る。

 

突如、アパート1階から窓を開ける音。
続いて少年の声。

 

「わんわん!」

 

とんでもなく低クオリテの犬の鳴き真似に猫が黙る。

 

1階から笑い声が聞こえる。  

 

 

うん。


まあ、悪い日じゃなかったよな。
 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
連帯責任 Life is good
https://youtu.be/TOdnFM7ilRM